第4回: TOPのオペレーター

TouchDesignerの新しいバージョン (Build 2019.15230) がリリースされました

前回の授業ではまだあまり安定していない、という話をしたのですが、このバージョンでかなりよくなっているので来週からは Build 2019.15230 を使って授業を進めていきたいと思っています。
各自、次回の授業までにダウンロード & インストールをお願いします！！！

ウィンドウメニューの Help > Operator Snippets または オペレーターを右クリック > Operator Snippets を選ぶと Operator Snippets ウィンドウが出てきます。

Operator Snippets では、代表的なオペレーターの使い方が簡単なサンプルとともに閲覧できます。ひとつのオペレーターでも複数の使い方がある場合にはそれぞれのサンプルが乗っています。

このオペレーターはどういう使い方をするんだろう… となった時にはまずOperator Snippetsを見てみることをオススメします。

/project1/TOP_Effectors を参照

前回の授業では TOP の導入的な所をやりました。今回はまずTOPの代表的なオペレーターをいくつか紹介したいと思います。

Transform TOP: 画像の位置、大きさ、回転などを変更します。
Level TOP: 画像の明るさやコントラストなど、色の調整をします。
Edge TOP, Emboss TOP: 画像の中の急激に色が変わる部分(エッジ) を検出します。
Composite TOP: 複数の画像を合成します。色々な合成モードがあり、Composite > Preview Grid のトグルを入れるとさまざまな合成モードのプレビューを見ることができます。
また、単純な合成モードでは独立したTOPになっているものもあります。Over, Add, Multiply などはそれぞれTOPとして独立したものがあります。
Cross TOP: 2つのTOPの入力をクロスフェードさせます。
Flip TOP: 画像の左右、上下を反転します。
Fit TOP: 画像をリサイズします。リサイズの方法は、Fit > Fit のドロップダウンメニューからいじることができます。

/project1/TOP_IOs を参照

Movie File In TOP: これまで何も解説なしに使っていましたが、動画や静止画のファイルを扱えるTOPです。
Video Device In TOP: カメラやキャプチャボードなどの映像入力を扱えます。
Screen Grab TOP: ディスプレイに表示されているものを領域を指定してキャプチャできます。
Movie File Out TOP: TOPの画像を動画ファイルとして書き出しします。
Movie Out > Record のトグルをOnにすると録画開始で、Offにすると録画停止になります。